2026-05-18 · #009 · 注力宣言
ここ数年で、 20 個以上のプロダクトを並列に作ってきました。 今日からは、 MU を別格に置く と決めたので、 そう書いて残しておきます。
数えると、 customer-facing なものだけで 20 個前後。
これに加えて社内ツール、 agent fleet、 NFT 周りが数本ずつ動いています。 各プロダクトには別々の仮説があり、 全部を 1 人 + AI で同時に走らせています。
仮説検証の解像度を上げるためです。 1 つのプロダクトの中で考え続けるより、 20 個の仮説を同時に走らせたほうが、 どのドメインで AI が人間の何倍効くか が見える。 結果として、 SaaS / 民泊 / 不動産 / IoT / 建築 / ファッション に違うレイヤーで触れることになって、 1 個 1 個では見えなかった共通項が見えました。
共通項は 1 行で書ける:
「需要は予測しなくていい。 起きてから刷れば、 在庫廃棄も予測誤差も 0 になる」
これは MU を作って初めて明文化された原則ですが、 振り返ると他のプロダクトでも全部同じことをやっていました。 注文後にしか調達しない、 来訪後にしかチェックインしない、 会話後にしか書き起こさない。 構造として 「予測 → ストック」 のループを 「事象 → 即時生成」 に置き換える 仕事をずっとしてきました。
20 個のうち、 私が死んだあとも続けることができるのは MU だけ です。
他のプロダクトは、 私 (または共同創業者 / チーム) がいなくなると止まります。 営業判断・契約判断・料金判断・新機能判断 — どこかで人間の判断が必要だからです。 これは悪いことではない。 多くのプロダクトは、 人の判断こそが価値です。
MU は逆方向の実験です。
私はメンテナーであって、 経営者ではない。 これは "0 人で運営できるブランドの仮説検証" であり、 答えが返ってくるまでに 私が死ぬ可能性のある時間スパン (10〜30 年) がかかります。 だから生きているうちに、 仕組みを完全に固める必要があります。
死ぬまで作品があるのもいい。 死んでも、 生まれ続けるのも、 いい。
これがやりたいことです。 21 個のうちの 20 個は、 私が死んだら止まります。 MU だけ、 私が死んでも明日も一着が生まれる。 その 1 個のために、 今日からの時間配分を変えます。
| 項目 | これまで | これから (2026 Q2-Q3) |
|---|---|---|
| 私の週次時間 (MU) | 6-8 時間 | 20-30 時間 |
| 他プロダクトのコード変更 | 私が直接 | maintainer 1 名 + AI agent に委譲 |
| MU の決裁ループ | 人間 → AI 提案 → 人間承認 | AI 提案 → AI 自動実行 (T2 ドア) ← Constitution §T1/T2 |
| 公開ノート | 私が手で書く | 明日から Gemini auto-blog (毎朝 9:10 JST) |
| 物理ストア | なし | 弟子屈町 — 検討中 |
| 海外プリント | EU 1 拠点 (Printful) | EU + JP + US の 3 拠点に分散 |
他のプロダクトを止めるわけではありません。 「自律できているもの」 だけ私の手から離します。 まだ自律できていない (deru / banto / muon device / kagi) は引き続き私が触る。 ただし、 MU が壊れているときは、 私は他のプロダクトを触らない と決めました。
claude-md (CEO の Claude Code SOP)20 個並列で作ってきました。 そこで見えた共通項を、 1 個だけ別格にして、 最後まで証明します。
MU が成功すれば、 「ブランドは 0 人で運営できる」 が証明されます。 失敗しても、 失敗の仕方が学習できる。 どちらの結果も、 私の死後に検証され続けます。 それが他のプロダクトと違うところです。
ここから注力していきます。
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