#010 · BJJギアの実用ガイド
柔術を始めた最初の月、 普段着の綿Tシャツで練習に行って 3 回で首回りが伸びきりました。 スパーで襟を掴まれ、 汗を吸って重くなり、 帰りには別の服になっていた。 安い買い物のつもりが、 一番高い授業料でした。
同じ失敗をする人を減らしたいので、 道場で「ちゃんと使える」服の条件を整理しておきます。
1. 伸縮性。 グラップリングは肩・脇・背中が常に伸びるスポーツです。 4 方向に伸びる生地(ポリエステル×ポリウレタン混など)でないと、 ブリッジやスパイダーガードの動きで突っ張ります。 綿 100% は伸びない上に、 伸びたら戻りません。
2. 速乾性。 柔術の服は週 3〜5 回洗うことになります。 乾きが遅い生地は雑菌が残りやすく、 匂いの原因になる。 マットスポーツは皮膚が接触するので、 これは快適さの問題ではなく衛生の問題です。
3. 引っかからないサイズ感。 緩すぎる服は相手の指が入って絡まり、 お互いに危ない(指の怪我は柔術で一番地味に長引く怪我のひとつです)。 逆にタイトすぎると自分が動けない。 「体に沿うが、 締め付けない」が基準です。
4. 縫製の耐久性。 引っ張られる前提の競技なので、 縫い目が平らでフラットロック縫製のものが長持ちします。 首回りのリブが弱いTシャツは、 掴まれて一発で伸びます。
つまり「マットの上はラッシュガード、 マットの外はTシャツ」と覚えておけば大きく外しません。
MU は在庫を持ちません。 デザインは AI が生成し、 注文が入ってから 1 枚ずつ作るオンデマンド生産です。 だから「売れ残りを捌くためのセール」がなく、 逆に言えば大量生産品ほど安くはできない。 その代わり、 道場やチームごとの小ロット——10 枚のチームTシャツ、 昇帯記念の 1 枚——みたいな、 従来のアパレルが相手にしなかった注文を拾えます。 実際いま MU の注文の大半は柔術コミュニティからで、 だからこそ BJJ に絞って作ることに決めました。
道具を揃えたら、 あとは練習あるのみです。 練習の記録には僕らが作っている柔術記録アプリ JiuFlow もどうぞ。 今日のスパーで何ができて何ができなかったか、 1 行残すだけでも半年後に効いてきます。
マットの上で会いましょう。