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オリジナルTシャツの作り方|1枚から作れるプリント・入稿完全ガイド

オリジナルTシャツは「デザインを決める→無地Tシャツ(ボディ)を選ぶ→プリント方法を選ぶ→入稿データを作る→プリントする」という5ステップで作れます。自宅でアイロン転写すれば1枚から、プリント業者に頼めば1枚〜数百枚まで対応可能です。この記事では、シルクスクリーン・インクジェット(DTG)・カッティング(熱転写)・刺繍の違い、ボディの選び方、入稿データの作り方、ロット別のコスト感と納期、品質・法規の注意点までを実作業の順で解説します。

材料・素材の選び方

材料ポイント
無地Tシャツ(ボディ)綿100%(5.6oz前後のヘビーウェイトが定番)はインクの発色・耐久性が良い。スポーツ用途はポリエステルのドライ素材。United AthleやPrintstar、Glimmerなどが業者の定番ボディ。生地が薄いと透けやすく、厚いと高級感が出る。
プリント用インクシルクスクリーンは水性インク(生地になじみ柔らかい)とプラスチゾル(発色が強く厚みが出る)。インクジェット(DTG)は専用の繊維用インク。濃色ボディには白の下地(ホワイトベース)が必要。
デザインデータベクター(Illustrator/AI・SVG)が拡大しても劣化せず版が作りやすい。写真やグラデーションはフルカラー対応のインクジェット向き。解像度はラスターなら原寸350dpi推奨。
転写シート/カッティングシート(自作・小ロット時)家庭用はアイロン転写シート(インクジェット転写紙)か、アイロンプリント用のラバーシート。1〜数枚なら手軽だが洗濯耐久は業者プリントに劣る。

作り方(工程ステップ)

  1. 1. デザインを決める・データ化するロゴ・文字・イラストを決め、PCで作図する。文字は読みやすさ、配色は刷る色数を意識(シルクスクリーンは色数=版数=コスト増)。線画やベタ塗りはベクター、写真やグラデはフルカラー前提で作る。
  2. 2. 無地Tシャツ(ボディ)を選ぶ色・サイズ・素材(綿/ポリ/混紡)・生地の厚み(oz)を決める。濃色ボディは白下地が必要でコストと刷り工程が増える点に注意。サンプルを1枚取り寄せて発色と着心地を確認すると失敗が減る。
  3. 3. プリント方法を選ぶ色数が少なく枚数が多い→シルクスクリーン。写真・多色・小ロット→インクジェット(DTG)。文字や単色ロゴ・1枚〜→カッティング熱転写。高級感・耐久重視→刺繍。用途とロットで選ぶ(後述のコスト感を参照)。
  4. 4. 入稿データを作る・入稿する業者指定のフォーマット(多くはAI/PNG/PDF、原寸・解像度350dpi、文字はアウトライン化)で作成。プリント位置(前中央・左胸・背中)とサイズ(mm指定)、色指定(DICやPANTONE)を明記。濃色ボディは白版の有無を確認。
  5. 5. 製版・出力するシルクスクリーンは色ごとに版(製版)を作りインクを刷る。インクジェットは前処理→ヘッドから直接吐出。カッティングはシートを切り出し余白を剥がす(カス取り)。
  6. 6. 圧着・乾燥(定着)させるシルクは刷ったインクを乾燥トンネル/ヒーターで定着。転写・カッティングはヒートプレスで温度・時間・圧力を管理して圧着。定着不足は洗濯で剥がれる原因なので最重要工程。
  7. 7. 検品・洗濯テスト・梱包プリントのかすれ・位置ズレ・インクの割れを目視検品。可能なら1枚を試し洗いして耐久を確認。たたんで袋詰めし納品。

必要な設備・道具

ロット・コスト・納期の目安

最小ロット最小ロットは製法で変わる。インクジェット(DTG)・カッティング熱転写・家庭用転写は1枚から可能。シルクスクリーンは1枚から受ける業者もあるが、版代がかかるため本来は10枚以上でコストメリットが出る。クラス・チーム・イベント用途は10〜50枚、物販・在庫販売は素材ロスを抑えるため30〜100枚程度が目安(いずれも目安)。
コスト感あくまで目安。1枚だけ作る場合、シルクスクリーンの業者プリントで1枚あたり概ね1,100〜1,800円前後(ボディ+単色プリント込みの例)。シルクスクリーンの製版代は1色あたり概ね5,000〜10,000円前後が一般的で、版代無料キャンペーンを行う業者もある。量産(数十〜数百枚)になると版代が枚数で割られ、ボディ+プリントで1枚あたり数百円〜1,000円台まで下がるのが一般的。多色・濃色(白下地)・大判はその分加算される。最終的な単価はデザインの色数・サイズ・枚数で大きく変わるため、複数業者に相見積もりを取るのが確実。
納期目安。家庭用の転写・カッティング自作は当日〜数日。業者プリントは入稿・校了から最短即日〜1週間程度、繁忙期(卒業・イベントシーズン)や多色・大量ロットは1〜3週間を見込む。サンプル確認や色校正を挟むとさらに数日加算。納期厳守の用途は余裕を持って2週間前に発注すると安全。

自作 vs 工場発注

1〜数枚・記念用途・耐久を問わないなら自作(アイロン転写/カッティング)が安くて早い。10枚以上・発色や洗濯耐久・色の安定が必要なら工場(業者)発注が有利。分かれ目は「枚数(版代を割れるか)」「色数」「洗濯耐久と仕上がり品質をどこまで求めるか」。物販・配布など他人に渡すものは品質と品質表示の観点から工場発注が無難。

品質・法規の注意

よくある質問

オリジナルTシャツは1枚から作れますか?
作れます。インクジェット(DTG)やカッティング熱転写、家庭用のアイロン転写なら1枚から対応可能です。シルクスクリーンも1枚から受ける業者はありますが、版代がかかるため1枚だと割高になり、本来は10枚以上でコストメリットが出ます。
どのプリント方法を選べばいいですか?
色数が少なく枚数が多いならシルクスクリーン、写真や多色・小ロットならインクジェット(DTG)、文字や単色ロゴを1枚から作るならカッティング熱転写、高級感や耐久重視なら刺繍が目安です。用途とロットで選びます。
入稿データはどの形式で作ればいいですか?
ロゴや線画はベクター(Illustratorの.ai、.svg)が版を作りやすく劣化しません。写真やグラデーションはフルカラー対応のラスター(原寸350dpi程度のPNG/PDF)で。文字はアウトライン化し、プリント位置とサイズ(mm)・色指定を明記して業者の指定形式で入稿します。
濃い色のTシャツにプリントすると色は出ますか?
出ますが、濃色ボディにカラーや白を載せるには白の下地(ホワイトベース)が必要です。下地を刷る分コストと工程が増え、定着が不十分だと洗濯で割れやすいので、白下地の有無を業者に確認してください。
洗濯しても剥がれませんか?
プリント方法と定着工程の品質で決まります。シルクスクリーンやDTGは適切に定着すれば洗濯に強く、家庭用アイロン転写は相対的に弱めです。裏返して洗う・乾燥機を避けると長持ちします。販売前に試し洗いを推奨します。
作ったTシャツを販売しても大丈夫ですか?
オリジナルデザインなら可能ですが、他者の著作権・商標・肖像権を侵害しないこと、販売衣類には家庭用品品質表示法に基づく組成・取扱い・表示者の表示が必要なことに注意してください。最上級表現など景品表示法上問題のある表記も避けます。
MUなら、言うだけ。
ここまでが「自分で作る」手順ですが、MUなら作りたいものを言葉で伝えるだけで、デザインデータ化・ボディ選び・プリント方法の選定・入稿フォーマット整形・最適な供給先への発注までを肩代わりします。色数や濃色の白下地、入稿の解像度や位置指定といったつまずきやすい工程を自分で詰めなくても、1枚からそのまま形にできます。まずは「こんなTシャツが欲しい」と言ってみるところから始められます。
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